【進路】強豪校でベンチか弱小校でスタメンか

Football

私は小学1年生から大学卒業までずっとサッカーをしてきました。
そんなサッカー人生の中でたくさんの経験をしました。
特に高校進学時にはサッカーを中心に考えていましたから
私にとっては今後の人生を左右する大きな決断でした。
サッカーに限らず、本気でスポーツを行っている以上、
私と同じように進路について悩む方は多いと思います。
そんな方に向けて少しでも参考になれば幸いです。

体験談

■小・中学校時代
私は小学生に上がるときに親の転勤で引っ越したのですが
そこが小さな田舎町ということもあり
小学校では4~6年生でやっと11人そろうくらい、
中学校もそのまま持ち上がりのような形で学年15人ほどの環境でした。
なのでここまでの私のサッカー人生は順風満帆。
小学校ではキャプテン、中学校でも1年生から試合に出ていました。
県選抜にも選ばれて将来の夢はもちろんサッカー選手でした。

そんな中で最大の転機「高校進学」が訪れます。

■高校時代
私は自分に自信があり将来の夢はサッカー選手だったので
目標はもちろん「全国高校サッカー選手権大会」に出場することでした。
なので私は迷いなく地元で一番サッカーが強い高校に進学を決めました。
当時の部員は三学年合わせて130人ほど。もちろん試合に出て活躍できると思っていました。
ところが一転、一度もトップチームで試合に出ることもなく三年間が終わりました。
今までの人生の中でこんな挫折を味わったことはありませんでした。
今まであった自信がゼロに、いや、マイナスにまでなりました。

■大学時代
それでもなお、プロの道を諦めきれなかった私は
大学もプロを輩出したことがある大学に進学しました。
最終的にはそこでもトップチームでは出場できず
今は全く別の職に就いています。

これが私のざっくりとしたサッカー人生です。
やはり最大の転機が【高校】だったわけですが
辛いことばかりではなくこの環境にいたからこそ
今の自分に活かされていることはたくさんあると感じます。

ここからは、私の経験から強豪校に進学するメリット、デメリットを
実体験を踏まえながら解説していきたいと思います。

【強豪校でベンチ】のメリット

①人として成長した
私の母校は全国大会に何度も出場し、プロも輩出している高校でした。
全国を獲るには私生活から当たり前のことを徹底する必要があるという考えだったので
技術力よりも人間力を求められました。
そのため、試合には出れませんでしたが、毎日厳しい環境に身を置いたことで
人として大きく成長することができたと感じます。

②普通じゃできない経験ができた
全国大会常連校だったこともあり、スタンドからではありますが
全国を経験することができました。
もちろんピッチに立てなかったのは悔しいですが
普通では絶対に見れない景色を見れました。
点が入りみんなで歓喜しているあの瞬間は永遠に忘れません。

③今後の選択肢が広がる
これは強豪校すべてが、、というわけではないと思いますが、
私は三年間この環境に身を置いてきたことで選択肢の幅が広がりました。
特に痛感したのが就活です。
地元の企業の面接で高校時代のことを話すと
「あそこで三年間努力してきたのはすごい」とものすごく評価され
もちろんそれだけではないと思いますが、そのまま内定をいただきました。
試合に出ていなくても「○○高校サッカー部」という肩書きは評価されるんだと
かなり驚きました。

【強豪校でベンチ】のデメリット

①試合に出られる可能性が低い
もちろん、絶対出られないわけではありませんが
部員が増えれば増えるほど競争が激しくなるのは当たり前です。
そこを勝ち取れないとなかなかトップチームで試合にかかわることはできません。

②練習が大変
高校によっても練習方針は違うと思いますが
私の高校は練習がとにかくきつかったです。
練習中に嗚咽しているチームメイトの多々いました。
もちろん、土日も一日試合、練習なので休みはありませんでした。

③途中でやめると何も残らない
部員も多く、練習もきついことから
三年間で何人かはやめていきました。
やめると決断したこともその人の人生なので責めることはありませんが
どんなに途中まで努力していたとしても
「途中でやめた」のレッテルをはがすことはできないんです。

ここまで私なりの強豪校に進学するメリット、デメリットを説明してきましたが
一体どんな進路を進むのが良いのでしょうか。
正解はありませんが私なりの考えをお伝えしたいと思います。

どのような決断をするか

【将来どうしたいか】
ここに尽きると思っています。
私はプロを目指していました。
そのためには「全国大会に出てスカウトされるのがプロになる道」
だと考えていたので夢はかなえられませんでしたが
選んだ進路に後悔はありません。

ただ、全国大会に出場するような高校に進学しなかったからといって
プロになれないわけでもありません。
いつどこでスカウトの目に留まるかもわかりませんから
「常に試合に出れるところに身を置いて努力する」方法もあります。

進路を自由に選べる高校進学は
正解のない「将来を左右する大きな分岐点」になると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私自身の経験から今後の進路について少しでもお役立ちできていたら嬉しいです。

進路のように将来を左右されないまでもこのような決断を迫られることは
社会に出ても多いと思います。

将来どうなりたいかを常に考えて後悔しない選択をし続けられるように私も努力したいです。

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